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マルチング5〜8cmと正しい剪定:アジサイの育て方

Decorative hydrangea care title card

基本の手入れはシンプルです。根まわりの土を均一に湿らせ、その種類に合った日当たりと土の場所に植え、5〜8cmのマルチングを敷き、旧枝咲きか新枝咲きかに応じて剪定します。この四つさえ押さえれば、ほかの問題はたいてい自然に片づきます。剪定ばさみを手に取る前に、まず自分のアジサイがどの種類かを見分けてください。土壌pHや肥料よりも、その一歩こそが、翌春に花を見られるか、それとも枝ばかりの株を眺めることになるかを決めます。


要点:

  • たいていの地域では秋植えが最適です。空気は涼しく土はまだ暖かいので、冬までに根がよく張ります。
  • 品種を植え場所の条件に合わせることが肝心です。種類ごとに向いている日当たりと土の条件が違い、そこが合ってはじめてよく育ち、よく咲きます。
  • 水やりは土の湿り具合で判断します。深くたっぷり、回数は少なく。マルチングで水分を保ち、とくに植えたばかりの株には気を配ります。
  • 土壌pHが花色を左右するのはホンアジサイだけです。酸性なら青、アルカリ性ならピンクになり、白花の品種は影響を受けません。
  • 剪定の時期は種類で決まります。旧枝咲きは花が終わったあとに、新枝咲きは晩冬から早春に剪定すると、花芽を失わずにすみます。

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目次

根を強くするアジサイの植えつけ方は?

多くの地域では秋のほうが植えつけに向いています。空気が涼しく土はまだ暖かいため、冬までに根が張り、春には遅れを取り戻すのではなく、育ち出す態勢で迎えられます。春植えでも構いませんが、霜の心配がなくなるまで待ち、最初の夏はこまめな水やりを覚悟してください。

品種を植え場所に合わせることは、多くの人が思う以上に大切です。買う前に、どのグループを植えるのかを知っておきましょう。

  • ホンアジサイHydrangea macrophylla)は朝日が当たり、午後は日陰になる場所を好みます。とくに暑い地域ではそうです。
  • ノリウツギはどの種類よりも直射日光に強く、暑さにもよく耐えます。
  • アメリカノリノキは、人気の『アナベル』もその一つで、半日陰とふつうの土によくなじみます。
  • カシワバアジサイは木もれ日程度の明るい日陰を好み、おまけに紅葉も見事です。
  • ツルアジサイには丈夫な支えと辛抱が要ります。咲くまでに数年かかることもあります。

植え穴は根鉢の2〜3倍の幅に掘り、深さは根鉢より深くしません。深植えは根を窒息させ、生育を止めてしまいます。掘り上げた土に堆肥を混ぜて埋め戻し、たっぷり水を与え、株間は成長後の広がりに合わせて取ります。品種にもよりますが、およそ1〜3mです。冷気がたまる低い場所や、季節風が吹きつける場所は避けましょう。

アジサイの正しい水やりのペースは?

カレンダーは忘れてください。アジサイは喉が渇けば自分で教えてくれますし、正直な合図は日数ではなく土です。表土5〜8cmを確かめ、乾いていたら深くたっぷり与えます。週に何回と決めて表面をぬらすだけのやり方はやめましょう。

Checking soil before watering hydrangea

植えつけたばかりのアジサイには、より細やかな目配りが要ります。根が落ち着くまでの最初の2年間は水分を切らさないようにしてください。根づいた株は、短い乾燥期間なら植えたばかりの株よりずっとうまく耐えます。

いちばん差が出るのは、次のような習慣です。

  • マルチングを5〜8cm敷いて水分を保ち、地温の変化をやわらげます。ただし株元から数センチは空けて、腐りを防ぎます。
  • スプリンクラーではなく、点滴チューブかしみ出しホースを使います。
  • 水は朝、株元に与えます。夕方に頭から掛けるのは禁物で、夜のあいだ葉がぬれていると糸状菌の病気を招きます。
  • 浅い水やりを何度も繰り返すより、回数は少なく深くしみ込ませます。浅い水やりは、浅くて弱い根をつくります。

プロのコツ: 株元近くのマルチに指を差し込んでみてください。指の第二関節まで乾いていたら、水やりの合図です。物置の壁に貼ったどんな予定表よりも当てになります。

アジサイの花色は変えられる?

変えられるのは、ホンアジサイを育てている場合だけです。土壌pHは株が吸収できるアルミニウムの量を左右し、そのアルミニウムの得やすさが、青とピンクのあいだで色素を動かします。おおむねpH6より低い酸性の土ではアルミニウムが溶け出し、花は青に傾きます。pH7を超えるアルカリ性の土ではアルミニウムが固定され、同じ株がピンクに咲きます。

市販の土壌測定キットを使うか、地域の農業普及機関に土を送って調べれば、今どのあたりかが分かります。そのうえで、

  • 青くしたいなら、硫黄や酸性肥料で少しずつpHを下げます。
  • ピンクにしたいなら、園芸用石灰でpHを上げます。
  • さらに手を加える前に、もう一度測定します。品種によって反応はまちまちで、無理に押すと株が弱ります。

『アナベル』や『ライムライト』のような白花品種は、土に何をしても変わりません。その色素はアルミニウムに反応しないからです。

アジサイの施肥はいつ、どうする?

何かを足す前に、まず土を調べましょう。アジサイは多肥を必要としませんし、窒素が多すぎると、花を犠牲にして葉ばかりが茂ることも覚えておいてください。多くの人が望むのとは正反対の結果です。

ホンアジサイは、新芽が動き出す早春に一度、薄く与えれば十分です。ノリウツギとカシワバアジサイはさらに少なくてよく、堆肥を株元に敷くだけで足りることも多いです。アメリカノリノキは、ふつうの土ならまず追加の肥料を必要としません。

青い花を目指すなら、リン酸の少ない肥料を選びます。リンは土の中でアルミニウムと結びつき、青を生む反応そのものを妨げるからです。

アジサイの剪定はいつ、どうやって?

すべてはこの一点にかかっています。このアジサイは旧枝咲きか、新枝咲きか。旧枝とは前の年に伸びた枝、新枝とはその年に伸びた枝のことです。旧枝咲きの株を間違った時期に剪定することは、その年の花をまるごと失う最も多い原因です。

手早い見分け方があります。早春に、枝を親指の爪で軽くこすってみてください。下が緑なら生きていて、花が咲く見込みがあります。茶色く乾いていれば枯れている可能性が高く、切っても差し支えありません。

種類ごとの原則は次のとおりです。

  1. ホンアジサイとカシワバアジサイは旧枝咲きです。夏、花が終わったらすぐに剪定します。秋や晩冬には決して切らないでください。翌年の花芽を落としてしまいます。
  2. ノリウツギとアメリカノリノキは新枝咲きです。晩冬から早春、芽が動き出す前に剪定すれば、その年の花に影響はありません。
  3. 返り咲きする品種は旧枝にも新枝にも咲きます。控えめにいきましょう。枯れた枝や傷んだ枝だけを取り除き、強い剪定はしないでおきます。

実際に切るときは、生きた枝にはバイパス式の剪定ばさみを、太い古枝には太枝切りばさみを使い、健全な芽の1〜2.5cm上を45度の角度で切ります。枯れた枝は株元から取り除き、毎年いちばん古い枝を間引いて、株の中を風通しよく保ちます。

プロのコツ: 迷ったら切らないことです。枯れ枝だけを取り除くなら失うものはありませんが、時期を誤った刈り込みは一年分の花を奪いかねません。

一年を通したアジサイの手入れはどんな流れ?

手入れは季節とともに移りますが、以下の作業はカレンダーの決まった日付ではなく、実際の天候に合わせて動かしてください。霜の時期も雨の降り方も地域によって大きく違うからです。

  • 冬:寒い地域では若い株をマルチや麻布で保護し、旧枝咲きを剪定したい気持ちはこらえます。咲き終わった花がらを残しておくと、翌年の花芽を寒さから守ってくれることがあります。
  • 春:冬のあいだにたまった落ち葉などを片づけ、親指の爪の方法で生きた芽を確かめ、場所が合っていなければ植え替え、ホンアジサイには一度だけ薄い施肥をします。
  • 夏:暑さが続くときは深く水をやり、弱った株には午後の日陰をつくり、雨のあと花の重みで倒れる品種には支柱を立てます。
  • 秋:冬の防寒のためにマルチを足し、見た目を整えるために花がらを摘むか、冬の景色として残すかを決め、旧枝咲きの剪定はしないでおきます。

アジサイの調子が悪いのはなぜ?どうすればいい?

アジサイの不調はたいてい、害虫ではなく水に行き着きます。昼間しおれても夕方には戻る葉は、たいてい水切れです。黄色くぶよぶよのままの葉は、水のやりすぎか排水の悪さを指しています。寒波のあとに枝先が黒く枯れているのは、病気ではなく冬の花芽の凍害であることがほとんどです。

Hydrangea leaves showing common stress symptoms

害虫は原因というより、弱った株に出る症状です。多いのはアブラムシとハダニで、ホースの強い水流か殺虫石けん液で、たいていは強い薬に頼らずに収まります。カイガラムシには、芽が動き出す前の早春にマシン油乳剤を散布するとよく効きます。

斑点病やうどんこ病といった糸状菌の病気は、たいてい頭からの水やりか、株が込み合って風が通らないことに行き着きます。秋に落ち葉を片づけ、株間を十分に取り、斑点が繰り返し出るなら株元への水やりに切り替えてください。

  • 水切れの葉:夕方には回復します。まず土の湿り具合を確かめましょう。
  • 黄色くぶよぶよの葉:水やりを控え、排水を確かめます。
  • アブラムシやハダニ:ホースの水流か殺虫石けん液で。
  • 斑点病やうどんこ病:落ち葉の掃除、風通し、株元への水やり。

正しい手当てをして1〜2週間しても改善しないときは、写真を地域の農業普及機関に送るか、植物識別アプリにかけると、何が起きているのかを絞り込めます。

アジサイの増やし方と、鉢での育て方は?

緑枝ざしは、気に入ったアジサイを増やすいちばん簡単な方法です。春に、花のついていない枝から葉が3対ついた穂を取り、下の葉を落として水分の蒸散を減らし、密閉できるケースか透明な袋の中で、新芽が出るまで発根させます。

  1. 花のついていない枝を10〜15cm切り取り、下のほうの葉を取り除きます。
  2. 切り口を発根促進剤に浸し、水はけの良い用土に挿します。
  3. 湿度を保つように覆い、根が出るまで用土を乾かさないようにします。ふつう3〜4週間です。
  4. 新しい葉が出たら、ひと回り大きな鉢に植え替えます。

鉢で長く育てるなら、ピートかバーク主体で水はけの良い用土を使います。鉢は庭の土より乾きが早く、水やりの回数も増えます。寒い地域では、冬のあいだ鉢植えを風の当たらない場所へ移してください。鉢の中の根は、地面の中の根より凍りやすいからです。花瓶に生けたりドライにしたりするために枝を切るなら、開花から6〜8週間待ちます。花房が十分に熟していれば、乾かしても形が崩れません。

花の大きさ、冬の景色、株の健康の折り合いをつける

申し分のない花と、冬も整った庭は、しばしば両立しません。それで構わないのです。咲き終わった花がらを冬のあいだ残しておけば、旧枝咲きの花芽は守られます。1月の眺めは少しくたびれて見えるかもしれませんが。

ぎりぎりの気候では、開花の期限に間に合わせることより、株が生き延びることのほうが大切です。大きく変える前に、自分のアジサイをひと季節よく見てください。地域の条件は、たいていの場合、一般論に勝ります。

— Dan

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ここまでの話は、実際に育てているアジサイがどれか、そしてどこに住んでいるかで変わります。Viridiaはまさにその溝を埋めるためにあります。スマートフォンを株に向ければ、アプリが写真から種を識別し、どこにでも当てはまる平均ではなく、あなたの気候と土壌に合わせた手入れカレンダーをつくります。

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推測をいちばん減らしてくれるのが不調の診断です。様子のおかしい枝や葉を撮れば、考えられる原因を挙げて手当てを提案し、その後の回復も記録するので、対処が効いたかどうかが分かります。アジサイなら、一律の平均ではなく、あなたの土地の遅霜の時期に合わせた剪定の知らせや、実際の地元の天気にもとづく水やりの通知が届くということです。種ごとの詳しい情報はViridiaのHydrangea macrophyllaの育て方ガイドをご覧ください。あるいは、Viridiaを無料で試すと、庭で育っているものが何なのかを確かめられます。

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出典

よくある質問

アジサイは切り戻すべき?その時期は?

旧枝咲きか新枝咲きかが分かっている場合だけです。ホンアジサイとカシワバアジサイは花が終わったらすぐに、ノリウツギとアメリカノリノキは晩冬から早春、新芽が動き出す前に剪定します。

アジサイは日なたと日陰のどちらがよく育つ?

種類と気候によります。暑い地域では、ホンアジサイは朝日と午後の日陰を好み、ノリウツギはどの種類よりも終日の日なたによく耐えます。

アジサイを一年じゅう健やかに保つには?

根まわりの土を常に湿らせ、マルチは5〜8cmを保ち、施肥は土壌検査をしてからごく薄く、剪定はその株が旧枝咲きか新枝咲きかに合わせて時期を決めます。

アジサイを咲かせ続けるには?

旧枝咲きの株を間違った時期に剪定しないことです。花が消える最も多い原因がそれだからです。水やりを一定に保つことと、正しい日当たりも、剪定の時期と同じくらい大切です。

アプリでアジサイの種類は分かる?

分かります。アプリは写真からアジサイの種や品種を識別し、その株と地域の気候に合わせた手入れカレンダーをつくれます。